マスカットって、こんな味だった。岡山産のマスカット・オブ・アレキサンドリア

ぶどうといえば「シャインマスカット」というくらい、今では押しも押されぬ人気品種。
でも私が子どもの頃は「マスカット」と聞くと——マスカット・オブ・アレキサンドリア。祖母が大好きで、ときどき食べさせてもらったことを懐かしく思い出します。
そのマスカット・オブ・アレキサンドリアが、岡山で栽培が始まってから今年で140年。節目の年にひらかれた「おかやまぶどう王国 メディア試食会」におじゃましてきました。
※記事内のリンクより購入・予約いただくと、売上の一部がMerrily Meに還元される場合があります。
ぶどうって、こんなに違う
試食会では、マスカット・オブ・アレキサンドリア、ピオーネ、シャインマスカットを食べ比べ。
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、繊細な香りと軽やかな酸味が印象的。香りを保つために、あえて種なしの処理をしないのだそう。

甘さの強いフルーツに慣れた舌には酸味もむしろ新鮮で、同時にどこか懐かしかった。そうそう、マスカットって、こんな味だったなあ。
一方ピオーネは、これぞぶどう!と言いたくなる濃厚な香り。シャインマスカットは甘くてサクサクで、王道の人気にうなずけるおいしさでした。
どれがいちばん、という話ではまったくなく、3つとも味わいが全然違います。同じ「ぶどう」でも、品種でここまで表情が変わるんだと改めて感じました。
まるごとひと粒の贅沢
さらにいただいて、あまりの美味しさに感激したのが、「宗家 源 吉兆庵」の和菓子「陸乃宝珠」(りくのほうじゅ)。岡山県産マスカット・オブ・アレキサンドリアの実が、なんとまるごとひと粒、求肥に包まれています。

求肥がまとった砂糖のシャリッとした食感と甘さに、マスカット・オブ・アレキサンドリアの果汁と酸味が溶け合って思わず目がまんまるに。口の中で完成する上質なジェリーのよう!
粒のサイズも形も不揃いだから機械では包めず、職人がひとつずつ手で仕上げているとのこと。マスカットの収穫期だけの期間限定で、時期によって味わいも少しずつ変化するんですって。

発売から約50年。たったひと粒でも、食べると忘れられない体験として残ります。
岡山で140年
クレオパトラも口にしたと伝えられる、マスカット・オブ・アレキサンドリア。日本に入ってきたのは明治のはじめ頃。ところが雨の多い日本の気候とは相性が悪く、文字通りなかなか実を結ばなかったそう。
1886年に岡山でガラス温室を使った栽培が始まり、日本で初めて収穫に成功。今も、国内で穫れるマスカット・オブ・アレキサンドリアの95%が岡山県産なんだとか。

温室で温度を管理して、ひと房ずつ粒の数と大きさを整えていく。あの際立つ香りと粒ぞろいのおいしさの理由は、美味しくするための手間を惜しまない、岡山でぶどう生産に携わる皆さんの情熱から生まれてるんだなあ。
この時期を逃さないで
ちょうどこの時期は、首都圏でも岡山のぶどうが並ぶ機会が続いています。
新橋にあるアンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」2階「ビストロカフェ ももてなし家」では、期間限定でぶどうをふんだんに盛り付けた「葡萄パフェ」が登場。

新宿高野 本店や京王百貨店 新宿店、伊勢丹新宿店などでも、岡山のぶどうを取り扱うフェアが始まります。
もし「マスカット・オブ・アレキサンドリア」に出会えたら、子どもの頃に食べたあの懐かしい「マスカット」の味を、思い出とともに連れてきてくれるかも!
新宿高野 本店:おかやまぶどうフェア(9月11日〜9月13日)
サン・フルーツ 東京ミッドタウン店:岡山県産果物PR(7月17日〜9月30日)
伊勢丹新宿店:岡山フェア(9月30日〜10月6日)
ルミネアグリマルシェ:NEWoMan新宿2Fエントランス前(10月3日・10月4日)
【参考】とっとり・おかやま新橋館、JA晴れの国岡山 マスカット・オブ・アレキサンドリア、宗家 源 吉兆庵
ライター歴20年以上。旅行、グルメ、コスメ、ファッション、花、動物、ぬいぐるみなどなど、好きなものがいっぱいありすぎる昭和生まれ。カナダ留学経験があるが、思い出の中のカナダ人はなぜか全員関西弁を喋っている。








